筆:ミヤタカズヒコ
家:https://m-atelier.jp/
別:http://kamakurahouse.jugem.jp/
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■ナリワイノハナシ
しぶりに仕事のはなし。

生業(ナリワイ)は設計屋。
一級建築士事務所ではありますが、新築よりもリノベーション好きのヘンな事務所です。
ゼロからのスタートよりも「素材」というか「お題」というか、そんなモノを提示された方が頑張れるタイプみたい。
それと基本的に古いモノが好きなんですね。
解体する時のワクワク感+ドキドキ感もなんとも言えません。
まだまだ使えるモノをすべて壊して新築する、ということ自体にも疑問を感じます。


リノベーションの場合、解体してみないと正確な概要の算出がしにくいこともありますが・・・
ウチのアトリエの仕事概要はこんな↓感じです。

・リノベーション工事費:1000万円〜1500万円くらいが最多。
・対象物件:築40年〜50年の古家物件が多いようです。
・現場所在地:鎌倉を中心に半径100kmくらいまで対応。
・施主年齢:38才±5才くらいのステキなご夫婦。
・建物構造:木造:RC造:鉄骨造=6:3:1くらい。

もちろんこれら以上でも以下でも対応可、です。

古民家を新築当時の姿に蘇らせる「復元」には興味がありません。
予算内でできる十分な耐震補強と環境改善を施して、懐古趣味に走ることなくクライアントの生活にあった空間を再構築していく・・・。


今日はこれまでの仕事をいくつか紹介します。
特にあまり見る機会のない、着工直後の解体時の写真たち・・・。

「家ってこんなボロくても大丈夫なの?」なんて思います?
答えは・・・全然OKです。
ほとんどの場合、補修や補強はどうにでも対処できます、ご安心を。

それと不安そうなクライアントの目が徐々にキラキラ輝いていくのを見ているのもリノベーションならではの醍醐味かと・・・。


















ちなみにこちら↑は我が家
3ヶ月後にはこんな↓家になりました。
同じアングルの写真です。


あ、よいお年を〜。

来年もよい出会いがありますように・・・
posted by ミヤタカズヒコ | 10:14 | ■シゴト | comments(0) | trackbacks(0) |
■COSTCO(コストコ)に行ってきた
ストコって知ってます?

アメリカ生まれの会員制倉庫型卸売小売チェーン店です。
そう、ここで買い物をしたい人は年会費4000円を支払わなければダメ。(事業者は3600円)
強気ですよね。
年会費が必要な小売店なんて日本にはありません。

でも、さすがに会費を取るだけあって単価は安い。
ただ、1個がでかい、大きい、多い。
それを承知の上なら断然お得。


店内はこんな感じ↑。
要は倉庫で買い物してる気分です。
店員も少ないし、気の利いた装飾も一切なし。
でもそれでいいと思います。
誰もディスカウントスーパーにデザイン性は求めません。


これだけ広いと1.5才の息子もテンション上がるようです。
ひとりで駆け回ってました。


サプリメントだけでもこんな様子。
ザ・アメリカですねぇ。


衣類・玩具なんかも充実しています。


2年ぶりのコストコ。
平日は空いてますが、休日は相変わらず盛況のようです。
ゆっくり店内を一周すると、でっかいワゴンが山盛り・・・。

次に再訪するのは桜の咲くころですかねぇ。
posted by ミヤタカズヒコ | 10:22 | ■タ ジ | comments(0) | trackbacks(0) |
■ユニットバスに想う
奈川県立近代美術館(KAMAKURA MOMA)で開催されている「シャルロット・ペリアンと日本」展にて・・・。

1940年から数年間の日本滞在中に、様々な日本文化を吸収したペリアンは、日本独自の浴槽に浸かる風呂の文化をフランスに持ち帰りました。
ちなみに当時のフランスでは「水浴は病気の印」と言われていたそうです。


これはシャルロット・ペリアンが残したユニットバスのためのドローイング(1950年)。
いかにもペリアンらしい、とてもチャーミングなタッチです。
浴槽と洗い場がしっかりと分かれていて脱水場まで確保されています。


そして2年後にパリで発表されたバスシステムがこちら。
どうです?
当時のフランスにはこんな風呂はありません、もちろん日本にも。
フランスはシャワー文化だし、日本の民家には風呂すらないし、あっても足を折って入る木桶の小さな浴槽。

コンパクトにまとめられたこのシステムは、現在のユニットバスの原型です。

つまり現代の私たちにはそれほど違和感なく見えますが、当時、浴槽に浸かる文化がなかったフランス人にとっては、日本人以上にインパクトのある提案だったと思います。


ちなみにこれは去年の仕事
ハイエンドなビンテージマンションのリノベーションです。
考え方やテイスト、方向性は60年前のペリアン女史と同じです。
(僭越ながら・・・)


こちらは我が家の風呂。
予算の関係でハーフユニット(下だけのユニット)を採用しました。
ハーフユニットは低予算だし、軽量化できるし、見た目も野暮ったくならないし、仕事でもちょくちょく採用しています。
「在来浴槽を組む予算はないけどユニットバスはイヤ」っていう人にオススメ。


今回のペリアン展でもっとも興味深かった浴室の話の紹介でした。
posted by ミヤタカズヒコ | 10:20 | ■カグ | comments(0) | trackbacks(0) |
■軽井沢に行ってきた
11月末のはなし。

今回はビーグル飼いの犬友達と8匹10人で1泊2日のプチ旅行。
美味しいもの食べたり、トレッキングしたり、アウトレットでショッピングしたりのゆる〜い感じです。

紅葉の季節は終わり、スキーはまだ先の軽井沢が混雑していない理想的な時期。
天気もまずまず。


近代日本の高級別荘地的な印象は、なんとなく鎌倉と似ています。
だからってわけでもないんですが、職業柄どうしてもこんな感じの歴史的建造物が気になってしまう・・・。
ザ・軽井沢っていう風情の建物を紹介します。

これらの建物、ホントにカッコいいのは内装です。
手間とコストを惜しまずに贅の限りを尽くしてます。
お見せできないのが残念。

こちら万平ホテル。
日本のクラシックホテルの代表格です。
他には箱根の富士屋ホテル・日光の金谷ホテルが有名どころ。
是非いつかは宿泊してみたいです。
今回はロビーまで・・・。


こちらは旧三笠ホテル。
「軽井沢の鹿鳴館」との異名もあったとか。
現在は営業しておらず、国の重要文化財になってます。
数寄屋に代表される和風建築も魅力的ですが、木造純洋風建築もいいですねぇ。


こちら旧軽井沢銀座通りにある観光案内所。
雰囲気ありあり。


商店街を散歩していたら、ザッと夕立ちが・・・。
で、雨上がりにはこんな虹・・・。


こちらは帰りの渋滞を避けるため峠道を走っていたら偶然遭遇した碓氷第三橋梁。
国内最大のレンガ造アーチ橋だそうです。
今は使用していないようですが、明治・大正の時代に走っていた碓氷峠鉄道のためのモノ。


夕暮れの逆光なので暗い・・・。
私の写真技術ではこの迫力を伝えられません・・・残念。
posted by ミヤタカズヒコ | 10:31 | ■リョコウ | comments(0) | trackbacks(0) |
■小笠原諸島に行ってきた その3
笠原諸島の珍道中(9月の話)も書き始めるとキリがないので今回で最後。

大陸と接したことがないために、生物は独自の進化を遂げ「東洋のガラパゴス」と言われるほど貴重な動植物が多いそうです。
確かに「なにこれ?」っていう見たことのない生物、沢山見かけました。

というわけで、すべての固有種を保護し、あらゆる外来種を駆除する取り組みが島全体で行われています。

例えば地元の認定ガイドさんが同伴しないと入れないエリアがたくさんあります。
島の半分以上がそうかと。


で、そういった固有種保護エリアへの入口にはこんな装置(?)が設置されています。

種子除去装置・・・。
冗談みたいですが、みなさん至って真剣。
つまり泥拭きマットとお酢(殺菌用)とコロコロの3点セット・・・。
泥を落とした靴の裏にお酢をシュッシュ。
全身くまなくコロコロ・・・。
で、初めて入山許可。
実際、この装置にどれほどの効果があるかはさて置き、要は入山する旅人への警告と島民の熱い思いを伝えるための装置なんでしょうね。


エリア内はこんな様子。
小笠原の固有種アカガシラカラスバトのサンクチュアリ(聖域)です。
残念ながら彼らの姿はなし・・・。


ほとんどジャングル。
下界は快晴なんですが、中は薄暗〜い感じ。


聞いたことのない蝉や鳥の声を聞きながら、こんな感じの道なき道を歩いていきます。


ガイドさん同行なのでいろいろと教えてもらったり、何を聞いても答えてくれたりでとても楽しいトレッキングでした。


下の写真中央に黒い三角形、見えますか?
これ、マッコウクジラ(歯のある動物で世界最大だそう)が尾を振り上げてダイブする瞬間。
ホエールウォッチングのツアーにも参加。
その後、シュノーケリングで数頭のイルカと一緒に海中を泳いできました。


台風一過、太平洋に沈む夕日。
船上で撮影。
太陽も空もなんか色が濃いんですよね。


日本の自然もまだまだ捨てたもんではありません。
来年は屋久島に行きたいな〜。
posted by ミヤタカズヒコ | 09:21 | ■リョコウ | comments(0) | trackbacks(0) |
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