ユニテ・ダビタシオン(
Unité d'Habitation)って知ってますか?
直訳すると「住居ユニット」
簡単にいえば「集合住宅」、つまり日本風に言えばマンションの意。
これはル・コルビュジェが設計した一連の集合住宅の総称で、フランス国内外に数ヵ所完成しました。
計画案を含めると10以上のプロジェクトがあったようです。
その中でも1952年に竣工したマルセイユにあるモノが最も有名。
一般的に「ユニテ・ダビタシオン」と言えば「マルセイユのユニテ」のことかと。
で、ここで2月10日に火災があったようです。
詳しくはわかりませんが、数戸の住居が焼失してしまったらしい。
この建物、個人的には大好きな建築のひとつ。
学生時代、一人でヨーロッパを周遊した際に現物を見たときの感動(恐怖にも近い)はいまでもよーく覚えています。
そして現在も分譲可能のようです。
平均3000万円/戸くらいとか・・・。
首都パリに次ぐ第二の都市とは言え地中海に面した港町。
住宅相場としてはかなり高額なんだと思います。
管理費とかも・・・高そう・・・。
でもここの住人はお金には代えられないコダワリを持った人たちなんでしょう。
うらやましい限り。
ネットで検索すると地元新聞社の動画もあります。
フランス語が分からないので被害状況など分かりませんが・・・。
火災は一瞬で「すべてを消失」させます。
乾燥した冬の時期、どうぞ皆さんも気をつけて。